発熱外来を受診の際の注意点
下記ご確認いただき、受診してください
診療内容について
- 当院では抗原定性検査に対応しております。PCR検査、抗体検査は実施しておりません。
- 診察は感染症診療室で行います。
- 診療内容は必要最小限に留め、聴診や喉を診る診察を省略することがあります。
ご予約・キャンセルについて
- 必ずオンラインでのご予約をお願いいたします。
- 予約制ですが、急患・重症患者様の診療を優先し、お待ちいただくことがあります。
- キャンセルする場合には、必ずお電話でご連絡ください。
その他
- 必ずマスクを着用してご来院ください。
- 健康保険証をお持ちください。
- 当院の発熱外来は高校生(15~16歳)以上、の方が対象となります。
- お薬の処方は最大7日分です。
- 診断書の発行が必要な場合は、別途費用が発生します。
発熱外来の受診の流れ
Step1ご予約
WEBまたはLINEにてご予約をお願いします。
その際、発熱外来の受診を希望されていることを目的欄にご入力ください。
Step2ご来院
当院横エレベーター側にございます、感染症診療室入り口のインターフォンを押してください。
Step3受付
当院のスタッフが患者様のもとに移動し、保険証の確認など、受付を行います。
Step4診察・検査
医師が診察し、必要に応じて新型コロナウィルス抗原定性検査やインフルエンザ抗原定性検査を実施します。その上で、必要な治療を行います。
なお当院では、PCR検査・抗体検査は行っておりません。
発熱外来の対象となる症状
発熱外来では、発熱を含めた感染症で好発する症状を診療します。 以下のような症状があっても、当院の発熱外来であれば、安心して受診していただけます。
- 発熱(37.5℃以上)
- 咳、喉の痛み
- 鼻水
- 頭痛
- 関節痛
なお、ご予約の際に上記のような症状があり、受診当日になって症状が治まっている場合でも発熱外来として診療することがあります。
発熱外来とは
発熱外来とは
発熱をはじめとし、咳、鼻水、喉の痛みなど、いわゆる風邪症状のある方を専門に診療するのが、発熱外来です。
これらの症状がある方に限定されているのは、発熱外来というものがそもそも、2002年にSARS(重症急性呼吸器症候群)が流行した際に、SARSでない患者様への院内感染防止が課題になったことで生まれた発想であるためです。発熱があり感染の可能性がある患者様を、感染の有無の診断に至るまで、できる限りまわりから隔離して診療する必要性が認識されたのです。発熱外来の必要性・重要性はその後、昨今の新型コロナウイルス感染症の流行によって、改めて注目されています。
そのような経緯の中、でぐちクリニックでも、すべての患者様に安心して通っていただくため、また患者様・スタッフの健康を守るために、感染症診療室(発熱外来)を設置しております。
発熱などの風邪症状によって受診を断られてしまった患者様も、お気軽に当院にご相談ください。
発熱する原因や初期症状
発熱したからといって、必ずウイルス・細菌の感染が原因になっているとは限りません。 発熱が見られるときには、主に以下の3つの原因を考えます。
ウイルス・細菌の感染
発熱の原因としてもっとも多いのが、ウイルス・細菌感染です。喉(上気道)、肺(下気道)、消化器、皮膚など、どこで感染を起こしているのかの見極めが重要になります。
ウイルスや細菌に感染すると、身体が発熱して免疫を高め、それら病原体への攻撃を図ります。
感染症以外の病気
熱を発生させる物質を放出する「がん」、免疫が身体を攻撃してしまい炎症を引き起こす疾患の総称である「膠原病」も、発熱を伴います。
膠原病の代表例には、全身性エリテマトーデス、強皮症、多発性筋炎・皮膚筋炎、結節性多発動脈炎と関節リウマチなどが挙げられます。
体温調整機能の乱れ
熱中症や心因性発熱も、発熱を引き起こします。
心因性発熱とは、ストレスによって交感神経が活発になり、発熱物質が多量に産生されることで起こる発熱を指します。
感染症による発熱とともに起こりやすい症状
細菌・ウイルスに感染した場合に起こりやすい症状をご紹介します。
発熱
医学的には、37.5℃以上を「発熱」とし、38℃以上の場合もここに含まれます。
感染の原因となる細菌やウイルスを弱めるため、身体が発熱し、免疫を高めます。
咳・喉の痛み
咳は、細菌やウイルスを口の外へ出すために起こる防御反応です。
喉の痛みは、細菌やウイルスが付着し炎症を起こすことで発生する症状です。
鼻水
鼻腔に入ってきた細菌やウイルスを洗い流すために、鼻水が分泌されます。
細菌・ウイルスが含まれる鼻水は、黄色・緑色っぽくなります。
頭痛
感染時の頭痛は、血管の収縮や炎症物質などが原因になっているものと考えられます。
関節痛
発熱し免疫が高まると、プロスタグランジンという物質が作られ、この作用によって関節が痛くなると考えられています。